アウディ A6 グレイシアホワイトメタリックに標準研磨とグロスアーマーコーティング、アルミホイールコーティングをご用命いただきました。
少し前にキーパーコーティングを施工されていましたが、キーパーコーティングでは艶と輝きに満足されていなかったとのことでした。過去にお乗りのお車でグロスアーマーの良さを体験されていて、当店をネットで調べられ何度もお問い合わせとご回答を繰り返して当店での施工をご判断いただきました。
特にお悩みだったのがボンネットの大きな拭きムラでした。夕方の照明のもとでオーナーの方が偶然発見され、クロスに水を含ませて優しく拭き上げたりしたものの変化がなかったとのことでした。施工店にやり直しをお願いしようと思ったけれど、ボンネットの目立つ位置に大きく拭きムラを残すお店での再施工に疑問と不安があり迷われていたとのことでした。
ボンネットに拭きムラがあるとだけお聞きしていました。お車をお預かりする際に実際に当店のブースで研磨用の照明を灯して見てみるとすぐに発見でき、設備も含めて違いを実感していただき感心されていました。
オーナーの方がキーパーに問い合わせたりして調べられたところによると、キーパーコーティングは塗装面の上に乗っているとのこと。除去する際はキーパーの爆白というケミカルを使用するか、それでも落ちない場合は研磨で落とすとのことでした。
正直これまでキーパーコーティングを施工してそれほど時間が経過してなくまだキーパーコーティングが残っているであろうお車を研磨してグロスアーマーを施工する経験がありませんでした。しかし調べていただいたおかげでケミカルと研磨で落ちることを学べたことで、オーナーの方のご期待に応えられる施工ができると確信することができました。
Bピラーやドアのピアノブラック部分はとても柔らかい塗装なので、どのお車でも丁寧に扱っていても小キズが付いてしまうお悩みの部位です。そんなピアノブラックも丁寧に研磨して傷を除去し、グロスアーマーを施工していきます。
今回は前にお乗りのお車でとても満足度の高かったグロスアーマーの2層目を2重に施工する特別オプションをご用命いただきました。グロスアーマーは他のコーティングとは違い塗装面に染み込んでガラス化するコーティングですので、2重に施工することで厚みが増すことはありませんが、より均一に塗装面に染み込んでガラス化されることにより深い艶が生まれると思います。
塗装面の上に何か乗っているのではなく塗装面そのものが本来の美しさを発揮して輝く、そして丁寧にお手入れを続けていれば3年5年7年とその美しさが持続する。これがグロスアーマーの価値であり強みであると思います。オーナーの方もこれまでの経験からそれを実感され、価値を理解されて今回の特別オプションのご用命につながったのではないかと思います。
また、無塗装のプラスチック素地部分もすべての方の悩みの種ではないかと思います。今回もオーナーの方とご相談し、アウディの特長的なグリルを長く黒々と保ちたいとのご要望をお聞きしました。
しかしグロスアーマーの性質上、塗装面に染み込んでいくので無塗装のプラスチック素地に施工した場合に多少のムラが発生してしまうことが弱点としてあります。そのことをご説明し、実際に無塗装のプラスチック素地部分に施工しているものも見ていただき判断いただきました。その結果、無塗のプラスチック素地部分にはグロスアーマーの3層目であるフッ素系の犠牲皮膜のみを可能な限り隅々まで施工することをご選択いただきました。
その後のメンテナンスでは、当店の洗車メニュー「純水しっかり洗車」で使用している簡易コーティング剤で洗車毎に犠牲皮膜を作っていただき、汚れを落ちやすくして劣化を防ぐという方法といたしました。そのための簡易コーティング剤も小分けでお買い上げいただきました。
施工前と施工後の画像を並べて表示します。オーナーの方は雨の日はこのお車に乗らないほどとても大事にされていて、施工前の状態でも非常に綺麗でした。また施工前のスポットライトでの画像を撮っていなかったため照明が同じではないのですが、施工後はグロスアーマーのパキッとした艶が生まれていると思います。
ボンネットの拭きムラも綺麗に除去され、グロスアーマーの2層目の2重施工でよりきめ細やかな艶が出てとても美しく感じます。
施工後のお車をご覧になったオーナーの方より「期待通りの艶と輝き!」との嬉しいお言葉をいただきました。期待に応えられてとても嬉しく思います。
私は施工して終わりのコーティングではなく、お客さまの利益を一番に考え、お客さまの真の願望である「ずっとキレイな状態で愛車に乗っていたい」を叶えてお困りごとを極限まで少なくしたいと考えています。そのために、ご自分でも可能な愛車のメンテナンスのノウハウや便利な道具をご提供していきたいと思います。
今回は数あるお店の中から当店と私を選んでいただき、大変ありがとうございました。これからもお役に立てるよう精進して参ります。