トヨタ、クラウン、ホワイトの新車にグロスアーマー由来の浸透硬化ガラスコーティングであるウル艶デュアルコートをご用命いただきました。
納車前からお問い合わせいただいていたお客さまです。予定を調整して納車直後に入庫いただきました。
入庫時確認をおこなっていきます。
ドア部分のBピラーにピアノブラックを使用する流れは長く続いていますが、納車直後にもかかわらずこれだけの傷が確認できます。
おそらくこの部分にはディーラー店舗到着まで保護フィルムが貼られているはずです。ですのでこの傷は店舗到着後から納車までに付いた傷ということになります。
新車だからと準備せずに洗車をしたり、目の粗い布で拭き上げたりすると、ピアノブラック部分はすぐに傷が付いてしまいます。
今回は研磨なしでのご用命ですので、現状のままの施工となるのが心残りです。
ドアバイザーのモール部分にも傷が確認できます。
ここまで深い傷はおそらく取り付け時のものと思われます。
リアドア部分の三角窓の縁や、フロントグリル下のリップ部分も汚れやシミが確認できます。
三角窓の縁は入り込んでいる上に表面の粗い部分ですので、きちんと洗わないと汚れが残ります。
フロントグリルも複雑な形状で水をたたえやすく、よく水を切らないとシミの原因になります。
ディーラーの洗車で傷とシミを付けられるのはあるあるですので仕方のないことですが、この状態だとたとえ無料サービスだとしてもお断りしたほうがよいと思います。
傷を付けずに汚れとシミを落としていきます。
コーティングの基礎は洗車からです。
そこから専用のケミカルを使用してシミを除去していき、下地を整えていきます。
ここでひとつ注意点です。
フロントのナンバープレートモールを装着されているお車はご注意を。
モール裏が鋭利になっていて、ナンバープレートの奥のグリル部分を拭き上げようとした際にけがをする可能性があります。
結構スパッといくので、ナンバープレート裏はゆっくりと拭き上げましょう。
浸透硬化するウル艶デュアルコートで艶と防汚性を追加。
納車時の傷はもったいないですが、ここからしっかりと傷とシミを防ぎながら綺麗にしていくことで、3年後~5年後の状態が違ってくると思います。
お客さまからは、車両と同時に注文したエアロが納入が遅れていて今回は取り付けが間に合わなかったとのこと。
お客さまのせいではないのですが、エアロ装着後にエアロ部分のみコーティングの追加施工をご提案してご了承いただきました。
わざわざ何度もご来店いただいて恐縮です。
太陽光の下で見ると、艶と綺麗さが別格です。
すべての新車の納車をこのレベルで実現していきたいという夢があります。
そして、この綺麗さを長く継続できるお手伝いがどこでもできるようになる。
そうすれば、車にもっと愛着が湧くようになり、丁寧に運転する人が増え、安全で安心な交通事情の国になる…と思います。
私は施工して終わりのコーティングではなく、お客さまの利益を一番に考え、お客さまの真の願望である「ずっと綺麗な状態で愛車に乗っていたい」を叶えてお困りごとを極限まで少なくしたいと考えています。そのために、ご自分でも可能な愛車のメンテナンスのノウハウや便利な道具をご提供していきたいと思います。
今回は数あるお店の中から当店と私を選んでいただき、大変ありがとうございました。これからもお役に立てるよう精進して参ります。